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きっとよくなる

 お正月は沖縄でのスタートとなりました。

 配偶者の実家と親戚にお年始のご挨拶に行くのが毎年のならわしです。義父母のきょうだいや親戚は多く、また挨拶に行くと結局家に上がり込んで、長々と話し込んでしまうので、たいてい2日がかりの訪問になります。

 ここ2ヶ月ほど、休みらしい休みをほとんどとれなかったこともあって、お正月は何もしないと決めていたのですが、結局、一日も家にじっとしていることはできませんでした。「家で留守番しておくから、あなたたちだけで行ってきたら」と配偶者に言うと、「しばらく会っていないんだから、正月はちゃんと顔出さないと」と、車に乗せられあちこち連れて行かれました。やっと終わったー、と思った次の日にはもう、福岡に向かう飛行機の中。

 クリスマスを終わったあたりから、うつ状態が続き、本当のところ具合があまりよくありませんでした。そのために、ブログの更新もしばらく滞っていました。冬休みに入り、過密なスケジュールから一時的に開放され、一気に疲れが出たのもあったと思いますが、それが直接の原因ではありませんでした。

 おととしの年末にPTSDが再発し、その後ひどいうつ状態になったときに、そのことを誰にも話すことができず、それまで連絡をとりあっていた人とも段々と疎遠になっていました。他人に問題を知られる事への不安もあり、電話をかけることもメールをする気力もありませんでした。それでも何とかその状態を切り抜け、少しずつ気分は上向きになっていたのですが、クリスマスにふと、仕事がなくなっても個人的に連絡を取り合えるような人も、困ったときに相談できる人も、友達と呼べる人も、今の私にはいないことに気付き、とても悲しい気持ちになりました。

 家族以外で親しい人間関係というのがないのは寂しいなあ、と、お正月の間もずっと落ち込んでいました。

 だけど不思議なことに、孤独感を感じていてもその一方で冷静に考えようともしています。うつになったことで、確かに人づきあいはめっきり減りましたが、もしあのころにつきあいのあった人たちに私の悩みを話しても、結局は理解されずに傷つく結果に終わってしまったかもしれない、という気持ちもどこかにあるのです。それに、私自身も他人との間に常に壁を作っていて、相手の気持ちも十分に受け入れられる状態にはなかったので、親しくなれるはずもなかった。

 以前のように自分を責める気持ちが薄れ、いろんな失敗をした自分を許せるようになったことで、私は自己嫌悪感を持たずに生きられるようになりました。そんな大きなこころの変化を体験する中で、これまでの人間関係の中で、手放すものを手放す時期にきているのかもしれません。いままでおつきあいのあった人の中で、これからもつきあえる人がいるのかもしれないし、これからまた出会いがあるのかもしれない。そう考えると、今回のようなことは、決して不幸なことではなく、むしろ生き直すチャンスを与えるために必然的に起こったことと受け止めることもできそうです。

 たとえゼロからでも、ここから新しい関係を作っていけるならそれでいい。

 今が一番しんどいときだけど、きっとよくなる。

 そう自分に語りかけるようにしています。


 (おまけ:父からのプレゼント)

 CIMG0039 2004年12月30日、南西諸島上空(17時10分ごろ)CIMG0044 そして15分後の上空です。


 

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Comments

はじめまして。
初めてコメントさせていただきます(^-^)

写真、すごーく綺麗ですね。

「雲のむこうはいつも青空が広がっていて、太陽が照らしているんだよ。
 どんな雲にもキラキラ輝く銀の裏地がついているのさ。」
スチュアート・リトルの映画にでてきたそんな台詞を思い出しました。

またときどきおじゃまさせてください。

Posted by: じゅりあ | 2005.01.05 at 11:21 PM

うつになって心配してくれる友人もいれば自然に離れていく人もいる。私も寂しさも感じるけれど、居心地の良い人間関係だけが残っていくならいいかなとやっと思えるようになりました。今まで無理してたなぁって気付いたし。生き直すチャンスってそんなにめぐり合えないですよね。必然的に起こったことも意味があるんですね(^^♪sanaさんの気付きに共感です。

Posted by: ヨン様好き | 2005.01.06 at 12:32 AM

じゅりあさん、

 はじめまして。コメントいただいてうれしいです。「キラキラ輝く銀の裏地」とはなかなか良い言葉ですね。感動しました。
 これからも、よろしくおねがいします。

ヨン様大好きさん、

 私も同感です。無理しない方が、人との関係も楽になるような気がします。それはそれで、いいんじゃないかと思えるようになりました。

Posted by: Sana | 2005.01.06 at 12:35 PM

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