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こころの警報機

 最近、休みなしの生活だったせいか、はたまた二次面接が終わってほっとしたのか、月曜日からずっと身体がとてもだるく、それでも仕事を休めないので頑張って通っていたら、昨日からうつモードに入ってしまいました。

 時間的には十分寝たはずなのに、朝起きると全然疲れがとれていないなあ…やっぱ過労気味?と思っていたら、昨日あたりから、何でもかんでも悲観的に考えようとしている自分に気がつきました。

 なんだかみんなに迷惑をかけているようで申し訳ないとか、このままずっと状況が変わらないような気がするとか、そういうことを考え始めるときは、うつ状態に入っている証拠。こんな時は、じっと休んでこころの体力の回復を待つしかないのです。

 そんなわけで、今日は体調不良を理由に、午前中の仕事をお休みしました。

 午後は高等学校のスクールカウンセラーの仕事です。これは休めないので行くしかないのですが、幸い家から近いところの学校だし、今は時期的にあまり忙しくないので、今日はゆっくりペースを心がけて臨みたいところです。

 うつ病は、今話したような症状が少なくとも数ヶ月続いている状態を言います。ゆううつになることは誰にでもあるけれど、大抵は一過性のもので、時間が経つとまたもとに戻っていくようにできています。なぜゆううつ感を引きずってしまうのか、何度かうつ病になってみて、長引くにはそれなりの理由があるのではないかと思うようになりました。ほとんどの場合、うつ病と診断される以前に、何度も体調を崩したり、気分の浮き沈みが激しくなったり、何らかのサインが身体やこころから発信されているにもかかわらず、そのサインに気付かないか、あるいは気付いても何もしないままにしておいた結果としてうつを発病するのではないかと思います。

 身体が疲れると思うように動けなくなりますが、これは「休息を取って充電するように」本人に知らせる警報機のようなものです。こころもエネルギーが少なくなると、それを本人に知らせるための警報システムを持っています。しかし、こころは身体ほど疲れを意識できないので、こころの警報機がエネルギー不足を知らせているのに、「まだこのくらいなら大丈夫」とがんばり続けてしまうことは珍しいことではありません。

 段々とエネルギーが空に近づいてくると、やる気が出なくなったり、今まで楽しめたことが楽しめなくなったり、興味が持てなくなる、といった形でこころは本人に危機が迫っていることを伝えるのです。このようなこころのサインに加えて眠れない、食欲がない、体重が急に減った、ものごとに集中できない、ちょっとしたことが気になり悲観的に捉えてしまう…などの症状が出ているようなら、うつ状態に入っていることになります。

 以前に比べると、早めにこころの警報機のサインに気がつくようになった私ですが、あとはうつモードに入っている時にどうやって休みをとるかという課題が残されています。責任感が強いし、途中で投げ出すのが嫌いなので、一度頼まれると無理してでもやってしまいがちなので、私にとって「休みを取る」のは難しいことなのです。休む事への罪悪感を少なくすることも必要だし。

 こころを休ませるというのは、何もしないということではなく、こころが落ち着けるようなことをやってあげることだと思います。身体の方が疲労がピークに達している時は、当然休息は必要ですが、じっとしてさえいればいいというものでもないように、こころの休息には、何か充電器のような、こころに元気やエネルギーを与えてくれるようなものが必要だなあ、と実感しています。

 今の私でできるこころの休息と言えば…やっぱりピアノかも。残念ながら今の住まいにはピアノがないので、電気屋さんのディスプレイ用電子ピアノをこっそり弾きに行くしかないですが。


 

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