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いつでも捨てる覚悟で

 単身赴任生活をはじめて3ヶ月が経ちました。
このところ、週末に自宅へ戻り、何もなければ火曜日の夕方にK市に帰ってくる、この繰り返しです。

 大学の非常勤講師、スクールカウンセラー2校の掛け持ちで、渡り鳥のように違う職場を転々としながら、空き時間に研究を続ける毎日です。

 朝と夜の2回、自宅には電話をかけるようにして、何かあれば仕事のスケジュールを調整しながら対応してきました。

 お給料は時間給なので、月による変動があります。その給料は全部自宅との往復のため航空運賃に消えていきます。

 単身赴任が決まったとき、ぴょろを一緒に連れて行くかどうかですごく迷いました。小学校最後の学年だし、友達のこと、体操クラブのことなどいろいろと考えて、自宅に残し、私が行き来すると決めたものの、時間が経つと段々とこれでよかったのだろうか?という思いもわいてきます。

 私の一番心配なことは、配偶者とぴょろの2人を自宅に残しているということです。

 ぴょろのADHDの事は、これまで私一人で対応してきました。学校との連絡、子供同士のトラブルの対応、自宅での支援…とやることはたくさんありました。

 自宅を離れるにあたって、ADHDの事をなかなか認めない配偶者とうまくやっていけるんだろうか?という不安がありました。配偶者自身もADHDがあるし、他人の気持ちや状況を理解する能力が低いので、この2人で生活してうまくいくのかどうか、と今でも考えます。

 自宅に戻ると、家の中は一見変わりなさそうに見えますが、予想通り、郵便物など大事なものがなくなっていたり、学校からもらってくるプリントや学級通信もどこにあるのか分からないという状態で、自宅にいる3日間はほとんど掃除と捜し物に時間を費やすはめになります。

 配偶者は、仕事モードに入ると他のことが考えられないので、子供のことまで手が回らないというのが実情で、やむを得ず配偶者の実家の助けを借りています。

 やはりこの2人を置いていくことは、無理だったのではないか?と考えたことが何回もあります。

 確かに、研究がメインで始めた単身赴任ですが、ぴょろにとって、今の状況がよくないと分かったらいつでも、今の仕事も研究も捨てる覚悟でいます。私にとって、人の役に立てることはうれしいけれど、家族はそれ以上に大切だからです。

 発達障害のある配偶者と子供を持つことは、人並み以上に難しい決断が多いということでもあります。離れていても、彼らにとって大切なこと、必要なことを常に考えながらの生活です。

 

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