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引き際が大事

 昨日、某大学で症例検討会というのがありました。
一言で言うと、一人の患者さんの治療を巡ってスタッフで話し合いをするというものです。

 昨日は、私が話をする番でした。
学会で発表する予定のものを、おとといから書き直し、レジュメを作り、発表の準備をしました。

 私は、いい機会なので、EMDRの治療のビデオを他のスタッフにも見てもらうことにしました。そのために、患者さんに許可をとり、また自分で編集し、30分前に会場に行ってセッティングしてもらい、さて、いざ検討会が始まりました。

 ところが…発表に対する反応がいまいちでした。

 EMDRの効果をいくら口で説明してもなかなか理解してもらえない先生がいて、ビデオを見てもらえば少しは考えが変わるかな、という期待をしていました。ところが、その人がビデオをほとんど見ていなかったんです。

 発表のあとの質問は、EMDR以外の、例えば診断のことだとか、どちらかというとそれほど大きな問題ではないことに集中し、そこそこに時間を費やしたあと検討会は終わりとなりました。

 臨床心理士もその他の心理スタッフも、病院では基本的には医師の指示の元で仕事をしています。だから、お医者さまと意見が合わないと、なかなか思うような仕事ができないという現実があります。

 昨日は、そのことを痛感させられました。

 分かってもらえる努力はしてきたつもりですが、昨日の様子を見ていて、やはり医療現場でEMDRを使っていくには、それなりに理解のある医師の元でないと無理だと思いました。一年契約なので、来年までは今のスタッフと一緒にやっていかないといけないのですが、来年はもう更新はしないでおこう、と決めました。

 やはり今回も、やってだめなら潔く引くしかないなあ、と思いました。

 引き際ってほんとに大事ですよね。

 

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