発達障害者の就労支援
【支援法】成立へ向けて始動(カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル)
カイパパさんが6月1日からやっておられた、発達障害者支援法成立キャンペーンについては、私も微力ながらお手伝いをさせていただきました。(といっても、同業者やご家族の方々に宣伝をしたという程度です…)様々な反響があったようで、私ももう少し積極的に動けばよかったかな、と反省しきりです。残念ながら今回は見送りとなりましたが、秋の臨時国会での成立をめざして新たな提案がこれからあるようです。本当にカイパパさんのバイタリティーと行動力には頭が下がります。
私の自宅は同じ日本でも文化的な背景のかなり違う地域にあります。失業率・離婚率ともに全国一…というと大体察しがつくと思います。この地域での、発達障害者に対するサポートというのは相当に遅れていて、今回も法律を作ろうという動きがあることすら知らない人たちがいっぱいいるので、せめて宣伝をして、カイパパさんのサイトを見てもらうことくらいしかできませんでした。
昨日、カイパパさんのところからダウンロードした法案をもう一度じっくり見てみました。これまでに様々な形で発達障害を抱える方と関わってきて、法律という外枠を作って支援の中身を充実させていく事の必要性を常に感じてきました。今一度、私の立場でできることが何なのか、見直してみようと思っています。
私は現在、大人の高機能自閉症、アスペルガーの人たちのサポートをしています。彼らは皆、かつて仕事をしていた人たちですが、今は失業し先の見通しがたたない不安の中にいます。私がお会いしている方の8割は、何らかの外傷体験(トラウマ)を抱えていますが、彼らはその中でも複数のトラウマを持ち、そのうち何割かはPTSDと診断されています。
発達障害のある方全員が、職場でのいじめやセクハラなど、仕事関連で何らかの外傷体験を持っていて、そのために次の就業に不安を感じています。高い能力を持ちながらも、それを生かすには多少の配慮を必要とするため、ただでさえ若者の失業率の高いこの地域では、支援が後回しになっているのです。一人は軽度の言語障害があり、別の人はやや程度の重いコミュニケーション障害があります。そのために、大人数の職場で複数の人間との複雑な人間関係に混乱し、安定した仕事に就くことができないでいます。しかも、彼らはとても熱心に仕事をし、また能率的にもすぐれているのを利用し、非常に条件の悪い仕事をさせられたり、だまされたりしたこともあるようです。
私は心理的にしか関わることができませんが、それでも彼らが何とか職を得て安定した生活が送れるように、どうすればいいの?といつも考えます。
こういう地域なので特に、自治体や県が積極的に関わらざるを得ない状況を作るしかないと思います。誰かの善意に頼って解決するような問題ではないからです。そもそも、人の手を借りなければ生きていけないのは私たちだって同じです。みんながそれぞれにできることをしてお互いに助け合う、それは地域全体でやるべきことなのだと思います。だから、発達障害者が本当に必要な支援を受け、能力を生かし、自立していくために、やはり法律は必要不可欠のものでしょう。できるだけ早く成立させるために私も動かなくては、と思います。


Comments
すみません、sanaさんのブログを紹介しようとしてトラックバックしてしまいました。2回してしまいましたが、上記の分、削除して頂ければ幸いです。
Posted by: みっちゃん | 2004.09.15 at 10:08 PM