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「知る」不安と向き合うこと

 月曜日から、なぜだか急に忙しくなりました。
その理由は、短期で小学校の子供たちの支援に派遣されることになったからです。

 小学校では、不登校の問題だけでなく、軽度発達障害の子供たちと、父母への援助の仕事が待っています。

 軽度発達障害の疑いありと認められる子供たちは、今の状況では一クラスに数人いる割合になります。残念なことに、この支援の仕事は、担任あるいは養護教諭からの紹介でないと、子供たちと直接関わりを持つ機会がほとんどありません。ですから、クラスによっては、明らかに子供たちが困っていても、先生が気づかずに期間が終わらないかという心配が私にはあるのです。

 やはり、小学校の先生方に、軽度発達障害について勉強してもらえるように、まず研修会などを企画する事から取り組むことになるのではないかと思います。

 父母にも先生に対しても、軽度発達障害について知ることで、「自分たちには子供のために何ができるのか」を考え、援助をしていただけるようにと願っているのですが、私の説明を過去すんなりと受け入れてもらえた方が少ないような気がしています。

 一番困るのは、きちんと医学的な説明をしようとしても、なかなか子供たちの状況が受け入れられず拒まれること。


 「今まで知らなかったことを知る」のは場合によってはそれまでの不安から解放されることもあるのですが、子供たちの発達の問題について知るということは、逆にショックを受けたり不安を高めてしまうこともあるのです。知ることで、子供のこころや行動をより理解できたと言える人は、まだそれほど多くありません。多くは、逆に一時的に不安になるようです。子供の発達障害についての告知は、今でも一番頭の痛い問題です。

 それでも、「知る」ことは、子供たちが出来る限り適切な環境で育つためには必要です。どうしても、不安と向き合っていただき、それを乗り越えていかないと、一番困るのは援助を受ける子供たちなのですから。

 だから、私は必ず「しゃべりっぱなし」の状況を作らないで、説明後どんな事が不安なのか、その不安を少しでも減らすためにどうすればいいかということをたずねた上で、不安と向き合う作業にめどがつくまで、父母や先生に対しても援助をすることにしています。

 また、あえて知ろうとしない人に対しても、根気強く接していきたいと思っています。

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Comments

This is a topic that is near to my heart... Many thanks! Exactly where are your contact details though?

Posted by: mortgagescashback.com | 2014.05.29 at 04:56 AM

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