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Tamagoさんのコメント

 25日にここにコメントを書いた虐待の記事について、カイパパさんのブログから、Tamagoさんのコメントを見つけました。

 非常に的を得ていて、(もしかしたら私たちのような専門職の人たちよりも)まともな意見で、とても感動しました。

 言いたいことはいっぱいあるのですが、これから学会発表用のスライド準備があり、これ以上書き込みに費やす時間をとれないので、今は紹介だけにしときます。

 最近、常識ががらがらと崩れそうな内容の相談が続いていたので、私自身がこのコメントに救われた気もします。

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河北新報ニュース 給食費「払いたくない」 身勝手な親、滞納が急増 仙台

河北新報ニュース 給食費「払いたくない」 身勝手な親、滞納が急増 仙台

…多分、仙台市だけの問題ではないと思います。
私が住んでいる地域でもありそうな気がします。

「払えない」のでなく、「払いたくない」のはなぜでしょう?
親のワガママ、で終わらせられない問題では?

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うつモード

 先週、(滞在先の)引っ越しを終えて自宅に戻ってきてはや1週間。朝起きづらいのも寒さと引っ越しの疲れのせいだと思ってました。

 しかし、さすがに1週間続くと、いや、たんなる疲れのせいではないと気がつくところ。

 あさっては大学院で(学会発表の)練習があるというのに、学会の抄録締め切りが明日に迫っているというのに、全くやる気が出ない。何とか自分を奮い立たせて掃除洗濯、食事の支度と昨日はこなしたものの、今朝は頭痛と気分の悪さで何にも手につかない。

 しかも、いつもなら、疲れていても仕事をするといつの間にか元気になっていたりするが、今回は仕事にも身が入らない。

 眠るのはどうにか眠れるが、夜中に何度も目が覚め、締め切り前でおしりに火のついた配偶者が朝4時頃に布団を離れる音がばっちり耳に入ってきたりする。

 ご飯は、義務的に食べているが、食べなければそれでもいいかも、というくらい。

 好きな事にも全く興味がでないので、ゲームをやっていても長続きしない。

 早い話が、うつモードに入ったということ。
今回は、実家の事とか、我慢しすぎたかも…。あさってまた飛行機に乗るのがきついなあ、でも(仕事もあるので)行かないといけないんだろうなあ、とPCの前でだらだら考え続ける今の私です。

 1年に1度くらいはこういうことがあるので、どうすればいいかは心得ていて、一昨年くらいからは、やる気がでなくて完全にナマケモノの状態になっても、しばらくするとまた元に戻れるからと、その状態に甘んじている感じです。
病院にかかるほどひどくはならずに済んでますしね。

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@nifty:NEWS@nifty:中3長男に食事与えず虐待=体重24キロ-殺人未遂で父親ら逮捕・大阪(時事通信)

@nifty:NEWS@nifty:中3長男に食事与えず虐待=体重24キロ-殺人未遂で父親ら逮捕・大阪(時事通信)

…この記事を読んで、ちょっと思い出したことが。
逃げられないようにして虐待するのは、殺人よりもっと卑劣な行為である、とある教授が私に言ったことがあったなあ、と。その人は、テキサス州で長いこと刑務所に服役している服役囚のカウンセラーをやっていた。

 A.Beck(アメリカの心理学者)が"Prisoners of Hate"という本の中で、怒りや憎しみが向けられる、その瞬間から加害者にとっては相手が自分と同じ人間であるという認識がなくなり、たんなる物体として認知されているのではないかと言ってました。

 いったいなぜなんでしょうねぇ…。自分の感情に歯止めがきかないというのは。

 

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Sanaはこんな人(2)

 最近、忙しいけど合間をぬっての書き込みです。

 (4)Sanaは一つのことに集中すると、周りが見えなくなる

  何かに熱中してたり集中していると、電話の音も、玄関のチャイムも、人の話も全然聞こえていないので、会社OL時代にはよく電話をとらないと怒られていました。以前からずっと勉強部屋というものがなく、居間でTVの音がガンガン聞こえるような場所でも、平気で勉強できる人です。最近は、猫や子供が暴れる中で本が読めるということで、配偶者にバケモノ扱いされています(^_^;)。

  どこでも集中できるといういい面もあるのですが、そうとも言えないところもあり、例えば電車やバスの中で本を読んでいて、降りる駅を大分過ぎるまで気がつかなかったりしています。何かを一生懸命考えていたりすると手元がおろそかになるため、学生時代、解剖中にメスで自分の手を切り、血が流れているにもかかわらず気がつかなかったという、恐ろしいエピソードも。修論の提出間際には、いつ寝ていつ食事をしたか思い出せなかったほど、没頭していたらしいです。
注意力の分散(散漫だと困るけど)は、Sanaの課題です。

 (5)Sanaは、社交的でないくせに寂しがりやである

  人付き合いはお世辞にもいい方ではありません。友だちも少ないです。電話で長話ができる友だちは2人だけ。そして、私が最も苦手としているのはPTAのお母さんたちの集団。クラス会や全体集会はできるだけ配偶者にお願いし、仕事以外ではあまり人との関わりを持たない人です。…なのに、結構寂しがりやなんで、時々自分でも変なヤツだと思っています。あ、でも人間嫌いというのではなく、人といると、何を話していいか分からないで黙ってしまうので、相手がつきあいにくい人と思うんじゃないかと考えてしまうんです。

 (6)Sanaは、総体的におおざっぱな人間である

  見かけは几帳面そう、と言われることもありますが、そんなことはありません。私の血液型を他人に聞いてみると、大抵はOかBという返事が返ってきます。料理を本の通りに作ることはまずありませんし、計量カップなどできちんと計ることも滅多にありません。ただし、きちんとやれ、と言われるとできるだけきちんとやるようにしています。大事な約束はメモを取るように心がけていますが、それでも忘れてしまうことも。「きちんとやりそうでどこかが抜けている」というのが、大学院の学生さん達のコメント。

  そういうところがあるからなのでしょうが、予定通りに事が進まなかったり、予期しない事が起こってもあまりあわてない人です。あまり細かい所まで行き届かないので、「気が利かない」とも言われることがあります。配偶者を宇宙人呼ばわりしている私ですが、友だちの一人は「似たもの夫婦」だと言ってます。

  
  

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子供がかわいそう

 タイトルの言葉は、私が実母と義母の両方から言われている言葉です。

 子供が4つの時から、ずっと大学、大学院と勉強を続けていて、大学院(修士)が終わって昨年また博士課程に入学するまでの2年間も何らかの形で働いていたから、確かに両方の親には子供の面倒を見てもらったり留守番をお願いしたりしてずいぶん助けてもらいました。多分、それがなければここまではやれなかったと思うので、この点に置いては感謝にたえません。

 今も一ヶ月の1/3は通学と通勤のため家を空けます。子供は11歳、以前に比べると親の手はかからなくなったといっても、精神面ではこれからも親の支えは必要な時期。それは私にもよ~く分かっています。だから、子供の事を考えて家にいることを優先に、という意見はごもっともであると思います。家にいるときには、できるかぎり家族のための時間をとるように気をつけています。でも、それが十分ではないということなんだと思います。

 できるなら、私もずっと家にいてもっと子供と関わりたいし、家事と子育てに専念したい気持ちは変わっていません。だから、去年はもう大学院はやめとこうかと何度も考えたし、今も迷いがなくなったわけではないです。

 「そんなにキャリアを積んでどうするの?」と言われたこともあります。しかし、自分の能力を高めたりやりたいことをやるのと家庭とどちらが大切なのかと聞かれると、それは家庭である、とはっきり言えます。もし、私のやっていることが家族のためにならないなら、きっぱり身を引く覚悟は常にあります。

 自分の子供をちゃんと育てられないで、他人の子供の世話をするのは意味がないとも、実母には言われています。そう言われると、さすがにちゃんと育てている自信はないので揺らぎます。子供には、寂しい思いをさせていないかとか、必要のないがまんをさせていないかとか、いろんな事を考えるし、学校でトラブルがあると、周囲の視線も気になるのは事実。子供がいて家族への責任を負いながら、それでも勉強や研究を続けるには相当な覚悟が必要だと痛感しています。

 そうやってゆらゆらと気持ちが揺れ動き、家族には申し訳ないと思いながらも、毎日毎日最善の選択ができるようにと願う限りです。例えば配偶者と子供のADHDの問題も、家族の中だけで考えるなら、ある程度対応が分かればそれで満足できたかもしれません。しかし、私はどうしても心の声を無視できず、私の視点はもっとより広いところへと行ってしまうのです。微力ながらも、悲しい事件や家族の問題がわずかでも少なくなるように、何かをやらなければならないという気持ちが、まだまだ発展途上にある私を前へと押しやっているのでしょうか。

 以前は周囲の望むようにできない自分をけっこう責めたりもしたけれど、最近は一人前の援助者になるためには避けて通れない一つの課題であると考えるようにしています。少なくとも今のところ、子供と配偶者は、(私がやっていることについて)異議をとなえるつもりはなさそうですし…。
 
 「子供がかわいそう」という言葉に反論するつもりはないですが、親としての私は、少ない接触時間でも内容を充実させる方を選びたいです。今までがそうであったように、自分の未熟な部分も子供にさらけだし、ぶつかり合いながらこれからもやっていくんだろうなあと思っています。内心では、私の生き方のいいところも悪いところも含めて、子供がそこから何かを学んでくれたらと思います。

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Sanaはこんな人(その1)

 カウンセリングや臨床心理に関わる人は、他人のことはよく見えても自分のコトは以外と分からないんじゃないかという批判を受けることが少なくありません。それでというわけではないけれど、以前に大学院(修士)に進学してまず最初にさせられたのが、私とはどんな人物なのか、という自己分析・自己評価。それで何回かに分けて、「Sanaが見たSana像」なるものを書いてみようかと思います。

 1)Sanaは好奇心のかたまりである

  今思い出せる限りでも、子供の頃からかなり好奇心が強かったような気がします。知りたい、と思うととことん探求するほうで、小学生の時に暇があると百科事典をめくっていたらしいです。時計の中身がどうなっているか知りたくて、ドライバーでこじ開けたのも小学生の頃。好きな人の趣味に合わせ、モデルガン、飛行機(これは免許を取りたいと考えている)、モトクロス…と、見かけからは想像できないとよく言われる趣味を、今でも持ち続けています。それ以外では、お店で食べたご飯がおいしかった時は、同じものを自分でも作ってみることが多いです。新しいキッチングッズは、必ずチェックします。知らない土地に行くと、道だけでなくおすすめスポットを地元の人に聞いてみたり、携帯で調べたり、とにかくまだ試したことのないものに対する興味はつきません。

 2)Sanaは「例外」という言葉が好きである

  …違う言い方だと、人と同じことをしたがらないアウトローな人間だと言うことになりますか。確かに、私の人生は「例外」の人生かも。目立ちたいとは思っていないのですが、みんなが右に行こうというと、左に行こうとするところがあって(それはあまのじゃくか?!)、高校時代からSanaは例外だから、まねをしないようにとよく言われてました。今はこの「人と違ったことをやりたがる性格」が、研究をやる上では役に立つと分かって、ちょっとほっとしています。

 3)Sanaとは一言でいうと、「他人の世話をやきたがる平和主義者」である

  カイパパさんが紹介してくださった、ファンタジー職業適性診断では、僧侶と魔法使いの性質を併せ持つ「呪術師」だそうですが、かかれてあったことは全くその通りで、人助けに生き甲斐を感じ、自己主張や争いが苦手な人間なんです。適性診断はいろいろやってみたけれど、どれも私に一番合った職業として挙がったのが「看護士、医師、教師」の3つ。そのどれでもないけれど、今の仕事は性格的には向いている?

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インフルエンザ

 いよいよインフルエンザの流行の時期を迎えました。

インフルエンザウイルスは、気温が低く空気が乾燥すると増える特性がある、とはよく聞くことです。だから冬の乾燥した時期に流行するんです。ここまでは、教科書通りの事実です。

 去年は大流行した年で、子供も40度近くまで熱を出し、近くの病院へ。しかし病院は同じインフルエンザの患者さんであふれていて、点滴をするにもだいぶ待たされた記憶があります。入学手続きのため健康診断に行ったときも、逆にインフルエンザがうつらないかと心配したほど。去年は結局インフルエンザにはかかりませんでした。

 5年前の夏、私は高熱を出し食事もとれないほどになり、4日間だけ病院に入院しました。

 主治医の先生は、肺の感染症の可能性もあるから、念のためにと検査を勧めました。それで血液と痰をとって検査をしたら、退院の前日の回診で、

 主治医:「インフルエンザですねぇ」
 Sana:「……」
 主治医:「血液から、A型fluの抗体が出たみたいですよ」
 Sana:「あのう、インフルエンザって、冬にかかるものですよね?」
 主治医:「まあ、流行は冬ですけど、ウイルスは一年中いるわけですから」

 つまり、普通はかからない(であろう)インフルエンザに、私は夏の高温多湿の時期にかかってしまったわけです。ストレスで免疫力が落ちていたとして、それを差し引いても「何で今頃なの?」か、さっぱり分からず、その後しばらくの間、「真夏にインフルエンザにかかった珍しい人」という言葉が、周りでささやかれることになったのでした。

 インフルエンザを防ぐには、うがい、手洗い、予防接種、人混みを避ける、それから、部屋を暖かくして乾燥を防ぐこと…普通の風邪とほとんど変わらないですね。


 

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無理はしない方がいい

 先週木曜日から出張中で、3日間はパソコンが使えずメールもブログもお休みとあいなりました。
その間、引っ越しの準備に仕事にと走り回り、今少々頭痛がしているところです。

 去年の4月から、通学や仕事のために月に10日前後は実家に寝泊まりをしてました。初めはあまり忙しくなかった上に、滞在費を考えるとそれが一番いいのではないかと私も、周囲も考えていました。それ以前には年に1度程度、それも2,3日しか実家に帰ることがなかったので、以前の実家の状況を忘れかけていたことと、EMDRをやってもらってある程度(子供の時の事が)過去の事と認識できるようになっていたので、ずっといるわけでもないし、多分母親ともうまくやれるだろう、と内心考えていました。

 最初の3ヶ月は、多少気になることがありながらも普通にやれていました。一人暮らしだった母親は、逆に子供が訪ねてくる事を歓迎するところもあったので、そこそこに距離がおけていました。

 しかし、夏に大きな変化が起こりました。

 長く別々に暮らしていた妹が実家に戻ってきました。仕事上で大きな挫折を経験し、退職してからの再就職が難しく生活が苦しくなったからでした。もともと気むずかしい妹は、さらに不安定になってしまい人と会うこともできなくなってしまいました。彼女が実家に戻ったことで、今度は母親が不安定になってしまい、実家に行く度に(私に対してではないものの)声を荒立てたり怒りをぶつける場面に遭遇するようになりました。

 時には、2人がけんかし嘆いている間で板挟みになったこともありました。

 仕事が忙しくなり実家との行き来が増えるにつれて、緊張する場面もそれだけ増えました。そのうち実家に行っても仕事の時以上に神経がぴりぴりと張りつめたままで、眠りも浅く、食べたいという気持ちも失せていきました。

 そして去年の10月の終わりに、朝方悪夢を見て目が覚めたあと、フラッシュバックを起こしパニック状態になりました。もう大丈夫と思っていただけに、PTSD再発のショックは大きく、しばらく何が起こったのか理解できませんでした。

 それ以来、実家に泊まる前日から緊張で眠れなかったり、息苦しく胸が痛くなるなどの症状が出始めました。実家に泊まった日の夜には、必ずといっていいほどパニック発作を起こしました。それだけでなく、母親が目の前で、ののしったりどなったり、ものを投げたりするたびに、あまり思い出したくない子供の時の事をどうしても思い出してしまい、以前に戻ったような感覚になり、口数がめっきり少なくなったのです。彼女たちは、いわゆるボーダー(境界型人格障害)で、感情的になるとこちらが黙るしかないからです。感情を押さえ、言葉にはずいぶん神経を使いました。

 それでも仕事は休めないので、実家には泊まり続けていました。辛い、行きたくないと思いながらも、それ以外の方法は思いつかなかったからです。しかし去年の年末に、がまんしすぎてひどいうつ状態になり、このままでは私がだめになってしまうと気がつきました。

 配偶者を説得するのは大変でしたが、それでも実家に行くのをやめアパートを借りることにしました。

 今年に入ってからは、通勤の時はホテルに泊まりながらアパートを探し、ようやくすむ場所を決めました。おとといと今日、実家に置いていた荷物を全部アパートに運び、やっと落ち着いて住めるようになりました。

 昨日久しぶりに実家に泊まったときも、やはりパニック発作は起きました。

 アパートに戻る電車の中で、もう無理はしないほうがいい、お金を節約するために自分を殺す必要はないし逆に入院したり病院にかかる費用を考えると、アパートの家賃を払っても元気でいた方がいい、と考えていました。

 どんなに知識や経験を積んだとしても、一人のひととしては、彼女たちと距離を置くことでしか、自分を守れないと思います。やっとあきらめがついた気がします。


  

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子供の発達障害:行動観察のこと

 ある子供が発達上の遅れや障害があるかどうかの判別は難しい。子供の発育は個人差が大きく、同年齢の大部分の子供達が、ある時期までにこういう事ができるようになっているだろう、という大まかな目安はあるが、その通りにいかないからといってすぐに発達に遅れや障害があることにならない。

 あるお母さんから、最近電話があった。10ヶ月の子供が検診で発達のおくれがあるかもしれないと言われたそうだ。保健婦さんからの紹介で専門医に診てもらったところ、気になるほどの遅れでもなく、発育は順調な方だと言われ、少し安心したということだった。発達のおくれがあるかもしれないと言われたのは、10ヶ月でお座りがほとんどできていなかったから。ところが、その後お座りはまあまあできるようになり、今はつかまり立ちで移動できるほどに成長している。

 別の知り合いの子供は、ほとんどはいはいをせずに8ヶ月過ぎからつかまり立ちをし始め、10ヶ月を少し過ぎた今、もう少しで歩きそうな所まできている。こんな風に、一人で立って歩けるまでの過程は子供によって多少違うこともある。

 運動能力だけでなく、言葉の発達も同じだ。
 ぴょろは2歳の検診で、発語が遅いと言われた。確かに、こちらが話しかけても指を指すとか、体での意思表示が主でほとんど言葉らしい言葉が出ていなかった。3歳を過ぎてもあまり状況が変わらないなら、相談に行こうと考えていたところ、2歳半過ぎに、ちょっとした事をきっかけに言葉がどんどん出るようになり、気がつくとたいそうなおしゃべりになっていた。私の予想通りにはいかなかったが、ちゃんと育っていたのだ。

 発達障害の疑いがあると、病院では検査を行う。知能検査や心理テストを使うことが多いが、これらは発達状況に関して一部分の情報しか得られないので、子供の様子を心理士あるいは主治医などの別のスタッフが観察し、テストとあわせて総合的に判断するというのが一般的だ。しかしこの方法も、まったく問題がないわけではない。子供の様子をどう評価するかは、どの観察者でも全く同じというわけではないからだ。そのため、できるだけ客観性を持たせるために、「子供の行動チェックリスト」のように、観察する項目をきちんと決めたものもあるが、それでも主観的な評価を完全に取り除くことはできない。したがって、複数のスタッフで一人の子供の様子を観察し、その結果を持ち寄って最終的な評価を決めるのが望ましいと言われている。

 大学院では、そう習ったのだが、実際に病院では一人でテストと行動観察を受け持つことがほとんど。したがって、自分の評価で診断が左右されるかもしれないというプレッシャーもかかる。さらに、子供達は病院というなれない環境で、狭い部屋で知らない人と一緒にいるというストレスもあるため、いつもとは違う行動を見せることも多いので評価はますます難しくなる。

 民間のカウンセリングルームでは、それらの問題点を配慮して、発達障害かどうかの判定が必要な時にはいくつかのルールが設けられている。基本的に、心理テストと行動観察を同じ人が受け持つことは変わらないが、評価が難しい時には、専門医やベテラン心理士の助言やサポートが受けられるようになっている。また、必要によっては、カウンセリングルームでの様子に加え、心理士が子供の自宅に訪問して、普段に近い状況での様子を観察することがある。

 広汎性発達障害の疑いがある場合には、きょうだい同士の関わりや、遊び方など、自宅での様子を知ることがとても大切なこともある。行動観察の仕方などはある程度の基準はあるが規則はないので、いろんな経験の中からこうした方がいいと気付いた事や改善したほうがいいと感じた事を加えながら、やり方を少しずつ変えてきた。両親から聞いた子供の様子、行動観察、心理テスト…とできるだけ広く情報を集めた上で、その子の発育がいわゆる正常の範囲内に入るのかどうかを細かくチェックしていくのが私のやり方。同業者からは、かなり慎重なタイプと見られているみたいだ。
Sana式の観察法は、まだ発展途上だし、本当に適切かどうかは分からない。それでも、日々ベストを尽くしたいと思っている。私たちの判断がその子供の進む道に与える影響を考えると、慎重すぎるくらいであっていいかなと思う。
 

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Low back Pain (腰痛)...いててっ

 今日の夕方、仕事が一段落ついて時間が少し余ったので、気分転換にとゲーム(マリオ&ルイージRPG)を30分だけやりました。時間は短かったのですが、結構熱中していたのでその時に私がどんな姿勢でゲームをやっていたかははっきり覚えていません…。が、ゲームを終え、立ち上がったその瞬間、腰に電気のような痛みがびりっと走り、それから今に至るまで、腰が痛くて座っているのが精一杯といったところです。

 重い荷物はたしかに昨日もったような…それでもその時は何ともなかったのに、何で今頃?と不思議です。それよりも、もしかしたら、先週重い荷物を抱えての移動がたたったのかも?すぐに症状が出ないのは、年を取った証拠なんでしょうかねぇ。

 ぴょろのクラスのお母さんに腰痛の話をしたら、「腰よりおなかを暖めると早く治るらしいよ」と教えてくれたので、早速家で電気カーペットにうつぶせに寝転がり、しばらくじっとしてみましたが変化なし。少し前に、某メーカーの入浴剤(神経痛とか腰痛に効くと書いてあったので)を入れていつもより長めにお風呂にはいってみましたが、その時は少し痛みがなくなったと思ったのに、しばらくするとまた元通りに。

 明日も研究所で仕事なんだけど…夕方まで治らなければ、マッサージに行くしかなさそうです。

 今日は、夕飯の支度も辛かった。

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ただいま充電中

 去年の夏から、私のスケジュールは、月曜~水曜日がカウンセリングルーム、木曜が大学院、金曜と土曜が病院で仕事という事で定着しています。そして木曜日から土曜日の3日間は、実家に寝泊まりをしています。(ごくたまに別の病院で仕事が入るときは、滞在が延びます。)

 カウンセリングルームは私の家から近いところにあり、週の前半は、わりと余裕を持って家族と一緒に過ごせてます。できるならこうしてずっとのんびりいきたいところですが、そうもいきません。

 大学院は、最寄りの空港から飛行機で約1時間30分、そして更に空港からバスを乗り継いで1時間と少しのところにあります。だいたい月2回程度の通学です。

 病院は、空港から大学とは逆方向に電車で1時間の所にあり、今は月6、7日勤務しています。ですから週の後半は、移動に多くの時間と体力を費やしている状態です。病院での仕事は、内容的にも濃くとても忙しいですが、逆に充実した時間でもあり、個人的には満足しています。ただ、急に休むということができないので、疲労がたまらないように、体調管理には神経を使います。

 これだけでも結構ハードな生活ですが、夏以外の季節では、気温差がよけいに疲れをさそいます。住んでいる所と、大学院や病院のある場所の気温差は、天候によっては10度を超えるからです。土曜日の夜(あるいは日曜日の朝)に自宅に戻ってくると、それまでの疲れが一気に出て、しばらくは動けない事もあります。今日も自宅に戻った直後は、「今回は大丈夫」と思えるくらい元気だったのに、2、3時間経つと、体がとてもだるくなり、一端横になるとなかなか起きあがれず、夕飯は配偶者につくってもらうはめになりました。

 もともと人よりは限りある体力、それを週の後半でほとんど使い果たしているような感じもします。今日と明日(祝日で良かった…)で、使った分のエネルギーを充電できたらいいですね。目標を達成する為にも、これ以上は仕事を増やさないようにして、電池切れで倒れない程度にとどめておきたいところです。(^_^;)>


 

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猫だって甘えたい

 3日ぶりに自宅に戻って昼寝をしました。目が覚めると横には気持ちよさそうに体をのばし、ぐうぐう眠るシェーンの姿。いつも帰ってきてすぐは、なかなか近寄ろうとしない2匹の猫たちですが、時間が経つと、「さびしかったよ~」とでも言いたそうにすりすりと寄ってきます。

 帰ってきた日は、トイレも、洗面も、食事も、何をするにも猫がついてきます。子供も何日か家を空けると、その間の時間を埋めようとするかのようにべたべたと寄ってきて話し始めるので、配偶者がアンタの周りはにぎやかだねぇ、と言うくらいです。

 そして、今日も仕事部屋についてきて、はじめは膝の上にシェーンが、肩にはみーちゃんが乗っているという状況でしばらくいましたが、そのうち膝の上争奪戦が始まり、結局勝ったみーちゃんが今私の膝の上ですうすうと寝息をたてています。

 猫も、飼い主がいないと寂しいし、人間のように甘えたいときもあるんだろうなと思います。ずっと家にいるときには、ご飯かお水か、トイレの砂をかえるか、とにかく用事があるときに寄ってくる程度なので、こんな一面があるというのはなかなか分かりませんでした。今の彼女たちを見ていると段々と、子供と同じような存在になりつつある気がします。

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Sanaの悩み…

 カウンセリングの仕事をするようになって、それまでになかった新しい悩みが増えました。

以前会社のOLだった頃には、知り合いや友達が、家庭用洗剤など化学薬品の事で聞きたいことがあると、たまに電話をかけてくることがありました。この商品で本当に汚れがとれるのか、とか、食品添加物は体に影響があるのか…などなど。

 そして、大学院(修士)で心理学を勉強したことは、あまり話さないようにしていたにもかかわらず、この事を知っている友達が別の友達に話し…口コミ?で段々と広がっていったようでした。そうして、自宅に時々個人的に相談したいという電話が来るようになりました。

 その大部分は子育てや、家族に関するものなのですが、中には他の人から受けた相談について、どう対応したらいいかアドバイスなどを求められることもありました。できるだけ要望に応えたいという気持ちがあっても、当人から直接聞いたわけではないので、的を得たアドバイスができるとも限らず、相手の人間関係に影響しないようにという配慮も必要で、どうしても頭でいろいろと考えてしまいます。

 仕事上、知人のカウンセリングをすることはよほどの事がない限りはありません。電話での相談はほとんどがそれほど親しくなくても顔見知りであったり、友達であるので、個人的な意見として話しても、カウンセリングのようなことをしないように気をつけています。時々カウンセリングを受けたいというリクエストがあるときには、信頼できる同業者や病院を紹介することもあります。

 個人的に持ち込まれる相談は、「Sanaだったら分かってくれそう」だから話してくれているというのは理解できるので、応じるように努力はしています。ところが、このような相談が持ち込まれるようになって、逆に私が友達に悩みを話しにくくなっています。私はまだ心理の業界では、新参者の部類に入ります。プロとしてはまだまだです。仕事でもいろんな事が起きて、悩む事も少なくありません。一個人としても、大きな悩みを抱えています。…が、周囲に「カウンセラー」としてのイメージが段々定着してくると、それだけ期待も出てくるようで、悩みを話すと「えっ、そんなことで悩んでいるの?」と言われそうで言いづらい、というのが本当のところです。

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がんばれ!

今日は今年初めて大学院でゼミに参加した。
だから、自宅ではないので書き込みはしないつもりだったが、少しだけ時間ができた。

今、修士2年生は、論文の締め切りがせまって必死で論文を書いている。
授業も実習もこなしながらだから、ストレスも相当にあるだろうと思う。
卒業に対する不安も、本当にこれでいいのだろうかという疑問も、多分いろんなことを考えて眠れないときもあるかもしれない。

彼らの姿は、かつての自分の姿でもある。

たくさんの人に励まされたり助けられたりしたが、今度は私がしてもらったことを彼らにしてあげたい。

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広汎性発達障害:説明のむずかしさ

一昨年の暮れに、ぴょろ(子供)の授業参観が終わって、同じクラスの一人のお母さんに呼び止められた。しばらく立ち話となり、話題が子育てになった。そのお母さんには3人の子供がいるが、一番下が次の年に1年生になるという。私は少し驚いた。お母さんに手を引かれたその子は、体の大きさが3歳半くらいだった。言われなければ、これから幼稚園かと思うほど幼い感じだった。

話はさらに続き、その子は言葉も語彙が少なく発音がところどころ不明瞭で、保育園で保育士さんたちが聞き取れなくて苦労したという。お母さんは注意して聞けば何を言っているか分かるから大丈夫だ、と話していたが、私がその子に話しかけてみたところ確かに聞き取りにくい点があった。

私は、保育園でいろんな子供達と一緒にいるときはどうか、と尋ねてみた。彼女は、他の子供よりは発育がゆっくりだけど、段々追いついているんじゃないかなあ、と明るかった。

よく見ると、軽いが骨の発育不全もあるようだった。明らかに成長ホルモンの不足した状態だ、と思った。それだけでなく、全般的な発達の遅れも明らかだった。しかし、お母さんはあまり気にしていない様子。そこで、お母さんに意見していると感じられないように気を遣いながら、それとなく私の考えを伝えてみた。

「あのね、個人的な意見として言うけど、6歳の年齢からは少し体が小さいと思うよ。」
「うん…まあ、そうだよね」
「多分、どんどん大きくはなると思うけど、体の小さい子供達の中には、成長ホルモンっていう、骨や体の発育に必要なホルモンの量が少ないこともあるから、念のために調べてみたらどうかなあ…」
「う~ん…そうだねぇ」
「他の子供達とはよく遊ぶの?」
「兄弟げんかもするし、保育園でもそれなりに遊んでるみたいよ」
「(小学校就学前の)先生との面接では何か言われなかった?」
「体格は小さいですね…と言われたけど、後は別に。先生に来年からお世話になります、と言ったら笑っていたし」

念のために、専門医のいる病院の場所は教えたが、それ以上は言えなかった。その場の空気が変わったように感じたからだ。

結局そのお母さんは、病院へは行かなかったようだ。その子は去年、小学校に入学した。お母さんとは気まずくはならずにすんだが、その後会ってもその話には触れたくないようだった。運動会の時、徒競走で少し遅れながら懸命に走るその子を見ていて、少し悲しかった。今でも言葉は明らかに遅れているし、体格もかなり小さめだが、お母さんはそれなりに成長していることで安心しているのかもしれない。しかし、2,3年になる頃には、他の子供達との差はもっと歴然となるだろう。その時に、私の言ったことを思い出してくれれば、と思っている。

この経験から、今でも発達障害(広汎性だけでなく、ADHD/LDなども含めて)について親に話さなければならないときは、タイミングや言葉にとても神経を使っている。

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うつ病考・番外編

去年の終わりに、ある出版社からの依頼である雑誌に投稿するため原稿を書きました。(出版はまだ先です)その中身で、うつの文化や男女による差があるのかどうかということについて、多少触れました。

私の意見としては、全体的な差はあまりないような気がします。
ただ、うつの症状や周囲の対応については、確かに差があるように思います。

東洋人は、気分よりも体の症状が先に出やすいようです。
うつ病の前ぶれとして、頭痛や疲労感を訴える人が特に多い気がします。
この現象は、韓国などでも同じだそうです。

欧米文化圏では、体の症状も出ますが、気分の落ち込みの訴えがはっきりしているという違いがあるようです。

男女差は、専門家の間では1:2といわれますが、現実には差がないと思います。ただ、気分の落ち込みや体の症状は、女性の方が訴えやすく、男性よりは社会的に受け入れやすいので、治療を受けに来るのは女性が多いのではないかという意見もあります。

実際に病院では、治療を受けに来る男性の方も多いですが、周囲の理解が得にくいため、治療がより長引くようです。

年齢による差はあまり感じませんが、子供のうつは大人と出方が違うので、見つけにくいです。

最後に、抗うつ薬は、実は精神科や心療内科より、内科で出される方が多いんですよ。体の不調や不眠でまず内科を訪れる人が多いからなんです。また、もともと糖尿病や高血圧などの病気を持っている人で、同じ病院で抗うつ薬ももらう例も少なくないです。

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うつ病考(3)

うつになりやすい性格があるのではないか、と以前からよく言われます。まじめ、几帳面、責任感が強い…など、本でもTVでも触れられることが多いみたいです。だけど、これらの性格の持ち主は、仕事や対人面ではきちんとやる人たちなので、他人から信頼されやすいといういい面があり、また、このような性格の人みながなりやすいという訳でもありません。

こういう性格とうつとの関係は、相関といって、うつの患者さんとそうでない人との特徴を因子分析という統計の手法で調べて割り出すもので、現実にそうかどうかというのとは多少違っています。よく言われる以外の性格でも、うつになり得ます。

原因は複雑で、本人の持つ性質以外にも環境によるものも大きく、原因を追及しようとするときりがありません。脳内のホルモンも、種類も働きも複雑でまだ未知な部分も多いです。

ただ、うつになっている状態では"3Ps"といって

 (1)苦痛がずっと(一生涯)続くように感じる(Permanency)
 (2)何でも自分のことに置き換えて考えてしまう
   (Personalization)
(3)物事のいい面に目がいかない(Pessimism)

…のような思考の特徴があるそうです。

個人的な意見ですが、うつになりやすい性格というよりも、なりにくい人の特徴はあるような気がします。

まず、こだわらないということ。これ以上がんばっても状況が変わらないと分かるとこだわりを捨てられる人はうつになりにくい気がします。いい意味でのあきらめや開き直りができるかどうかです。

もうひとつは、自分に対しても他人に対してもそこそこの評価ができること、です。
目標を持ち努力することは大切ですが、思うようにいかなかったときにあまり自己や他人について評価を厳しくしない(ここまでやれただけでもよかったじゃないかと思えること)と、落ち込まずにすみます。うつになりやすい人の中は、自分や他人に対する理想が必要以上に高いことがあります。

それから、自分の気持ちや意見を素直に出せること。日本人をはじめとするアジア系の民族はこれが苦手らしいですけど…本当はとても大切なことなんですよね。

よく「プラス思考になるとうつにならない」とも言われますが、何でもよい方に受け止めることが本当のプラス思考ではありません。失敗したり、嫌なことがあったときに、「私ってやっぱだめよねえ」と一瞬でも考えない人の方がはるかに少ないです。そう考えるときに、そうでない自分を思い出したり、「いや、そうでもないよ」と反論できればそれがプラス思考なんだと私は思います。いい面もそうでない面も、冷静に考えられること、中立点に立てることが、本当のプラス思考であり、それができる人は落ち込んでも立ち直れるのでうつにはなりにくいのでは。

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不思議な現象

 心理士やカウンセラーの仕事は非常勤が多いので、
複数の職場を掛け持ちするのは珍しくありません。

 大きな病院、小規模の病院、それから民間の
カウンセリングルームの3カ所の職場は、訪れる人も
やり方もだいぶ違うので、最初慣れるまでに大変でした。
通勤も、この3カ所が距離的に離れているので、体力
勝負といった感じです。

 ここ2ヶ月、この3カ所の職場で、なぜかボーダー
(境界性人格障害というのがほんとの名前)の方に
出会う機会が、急激に増えました。

 また、ボーダーを家族やパートナーにもつ方々の
相談がぐんと増えました。

 うまくやれてないとは思わなかったけれど、
言葉や態度などにいつもよりもっと気を遣うように
なりました。

 どうしてなのかは全く分かりません。なぜなら、
この3つの職場には、複数の臨床心理士や心理士が
働いていて、カウンセリングの機会はほぼ平等だから
です。

 職場の同僚からは、そういうめぐりあわせなのよ、
となぐさめとも励ましともつかない言葉をもらい、
精神科医からは、まあ、がんばりなさいね、のひとこと。

 今は、鍛えられる時期なのかな…。

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ついに発売されるらしい!

 ポケモンの新しいGBA用ソフトが、今月29日に発売されることに!子供と二人で大喜びしてます。
赤、青、緑、ピカバ(ピカチュウバージョン)、金、銀、クリスタル、そしてルビー、サファイア…と代々のソフトは子供と2人で重ならないように(中には中古で)買いそろえ、好きなポケモンを育てることに安らぎと楽しみを味わった私たちですが、今度はケーブルなしで通信ができるようになり、今まで以上に楽しみです。うれしいよ~。(^o^)/~

 

 

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うつ病考(2)

さて、うつ病のタイプですが、
一つは痴呆、脳腫瘍などの病気が背景にあって起こるもの、それから副腎皮質ホルモンなどある薬を大量に使うことでその副作用として起こるものが挙げられます。

これらは、年をとる(エイジングといいます)ことや病気により、脳内の気分を司るホルモンが少なくなるか、あるいはそのホルモンに対する感度が落ちる(つまり鈍感になる)ことにより、気分が落ち込みます。
お年寄りの中には、うつが痴呆の兆候であることも。

このタイプは、抗うつ薬を使うことももちろんですが、その背後にある病気や副作用の問題を解決することが第一優先です。

2つめのタイプは「反応性うつ」などと呼ばれるもので、引っ越し、転職、失業、などのライフイベント(早い話が生活上の大きな変化)や、本人にとって非常にショックな出来事がきっかけとなり、うつを引き起こします。
出来事の直後にがくっと落ち込む事は、多くの人が経験することですが、それでもたいていは時間が経つにつれ、あるいは問題が落ち着くにつれ、次第に気分も安定します。しかし、うつになる人は、問題そのものへのこだわりが強いか、または自責の念が強く無理してがまんしてしまうため、回復が大幅に遅れてしまうのです。

このタイプのうつは、その人にあうお薬が見つかると、比較的短期で効果が出ます。しかし薬で気分は落ち着いてきても、問題そのものはまだ残ったままなので、その出来事から何を学んだか、その人の人生の中でどのような意味づけができるか、問題をどう乗り越えていけるか…などについて、カウンセリングでじっくりと取り扱っていきます。
出来事がかなりはっきりしているので、休息をとることについては比較的同意を得やすいグループです。

3つめのタイプ、そして私が病院で一番出会う割合の高いものは、もともと「不安障害」と呼ばれる、日常生活の様々な事柄に対する不安の高い人で、それでも無理をしてがんばり、ついには「電池切れ」の状態になるものです。このタイプのうつになっている人は、必ずしも大きなライフイベントを経験しているとは限らず、むしろ日常の小さなストレスが長い時間の間に少しずつ積み重なり、気がつくとどうにもならなくなっている、という場合が多い気がします。
普通は不安が高まるとその場から逃げたくなるのが人間の常で、緊張や不安が高まる場面を避けることは、場合によっては仕方がないことなのですが、このタイプのうつは責任感が強くがんばりやな人がなりやすく、逃げようとしないのでいつも緊張したぎりぎりの状態が長く続き、しまいには緊張しているということさえ分からなくなることも。
いつも説明するときには、「フルマラソンを、最初から最後まで同じスピードで走ろうとするために途中でエネルギーが底をついた状態と同じ」と言うことにしてます。

このタイプにも、まずは休息と薬を飲む事を第一におすすめするのですが、仕事や家事に手抜きのできない人がおおいので、前回のお話のように、一番説得に時間がかかるグループです。また、薬についても、もともと体調に敏感な人や、以前に薬の副作用を体験した人はきちんと薬をのんでくれないこともあります。「できるだけ薬を使わずに治したい」という希望は多いですが、それは無理です、とはっきり申し上げてます。
まず、この休息と薬の2つがうまくいって、気分がある程度落ち着いてきたら、カウンセリングを始めます。このタイプのうつには、独特の思考パターンがあるので、その思考についてもう一度考え直してもらうことや、不安をコントロールする方法など、やることは盛りだくさんです。

タイプ別といっても、完全に3つに分かれるというわけではなく、中には複数のタイプにまたがる場合もあると思います。

…で、Sanaは今3番目のタイプに入るかと思ってます。(^_^;)

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しっぽで返事?!

 我が家のにゃんこたちは、普段から家族が出払った後お昼過ぎにねぐらから出てきて、リビングのカーペットに寝そべっていることが多いです。今日も外出先から帰ってみると、主いない間に堂々と寝そべる2匹の姿が…。ハイパーで常にあばれまくるシェーンが私に気付いて玄関まで走ってきました。

 …が、まだ起きたばかりなのかはたまた面倒くさいのか、廊下で再び寝転がり、いつもよりはだらだらした様子。そこで私は「シェーンちゃん」と呼んでみた。するとしっぽの先1/3だけを上にぴょいと上げた。そこでもう一度呼んでみた。するとまたしっぽを上げた。さらにもう一度呼んでみた。またしっぽを上げた。これを5回くらい繰り返したあとようやく「みゃー」と声を上げ、よっこいしょと起きあがるとどこかへ。

 今度は、もう一匹のみーに向かって「みーちゃん」と呼んでみた。するとこの子も同じようにしっぽの先だけぴょいと上げ、用事もないのに呼ぶなよ~!とめんどくさそうな表情を見せました。猫って呼びかけるとしっぽで返事をするものなの?

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うつ病考(1)

 うつ状態やうつ病について、常日頃から考えている
ことがいくつか。

 生理学的には、セロトニンなど、複数の脳内ホルモン
のバランスが崩れた(相対量が少なくなっている)状態、
それがうつなんだそうな。

 それが抗うつ薬やSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)
の効果を裏付ける理論の一つです。

 だけど、こういったお薬を使ってもあまり効果が上がら
ない人が約1/3いるわけです。体質的に薬が合わない
場合を除いて、なぜ期待したように効かないのか、という
疑問がわいてきます。

 脳の機能は複雑で、気分の落ち込みに関わるホルモン
はいくつもあり、セロトニンやNE以外のホルモンが原因
でうつになっているなら、確かに今の抗うつ薬では補い
きれないかも。これはかなり生物化学的な考え方デス。

 だけど、実際はこういうケースは決して多くありません。

 病院など現場でいつも思うのは、抗うつ薬を飲みながら
なおかつ仕事を続け、家族に申し訳ないからと無理して
がんばる人たちが多いなあ、ということ。薬を飲んで中途
半端に元気で動けるため、ついつい無理がきいてしまい、
スナジゴクにはまってしまっているようにも見えます。

 MAの時の先生が、「脳内ホルモンが変化するから
気分が落ち込むのでなく、気分が落ち込むからホルモンが
変化するんだ」と言ったのが分かる気がします。

 仕事や家事を休むように進めても罪悪感をもち抵抗する
ので、説得に時間がかかるのが現状。だけどせっかく
休んでも、少しやる気が出るとまた焦って動き始めるので
逆効果なことも。

 そうやっていろんな方のうつにつきあってきて、うつにも
いくつかタイプがあるのではないかと考えるようになりました。

 この続きは次回に。

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密かな願い

 去年の今頃は、大学院(後期博士課程)を受験するか
どうかで迷ってました。私の住んでいる地域では、近くに
ドクターコースのある大学がないので、遠くまで通うこと
になるからです。

 通信でできる大学院もあるようで、それも考えました。
結局は、遠距離でも通う方を選びましたが。

 1年近く、よく通えたものだと驚きです。
私自身がPTSDを抱え、パニック発作やフラッシュバックを
起こしながらも、学会や研究会に参加し、ゼミで発表し、
論文も書けましたから…。

 もちろん、その後ろには家族の支えがあることも
大きかったです。家を留守にしている間に配偶者や
子供がちゃんと元気でいてくれたし…、私のココロの
状態はあまり理解できなかったみたいだけど、
それでも受け入れてくれたし。

 去年1年は、変化の年でした。
 研究仲間ができたこと、PTSD研究や治療の専門家に
出会えたことで、学ぶスピードは格段に速くなりました。

 それとともに、もっともっと勉強して、同じ問題を持つ
方々に役に立てる人間になりたいと、これまで以上に
強く望むようにもなったかな?

 私自身が周囲の無理解や孤独感に長いこと悩んだ分、
他の方々がひとりぼっちにならないように、どうにかして
お互いに交流できる機会を持てたらいいな、と思います。

 今年は、技術だけでなく、人間性の面でも幅を広げたい
ところです。

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本日はサンショウウオ

 昨日は休む間がないほど忙しかった。
結局TVもほとんど見てません。おせちの買い出し、
年賀状の宛名書き、掃除、食事の支度などなど。

 見たテレビは「行く年来る年」くらいかな。

 朝起きて、昨日準備したご飯を食べさせて、
そのあとはな~んにもしたくなくてただごろごろと
床に転がっていました。

 今日は好きな本もTVも見る気がしなくて、PCの
電源入れるのもめんどくさい感じです。

 新年は、サンショウウオから始まりました。
今日一日ぐらいはいいか。原稿も論文もゲームも
家事も一休みして、猫たちとぼんやり過ごしたいデス。

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